9月の上旬にメダカ池でタイリクバラタナゴの稚魚を発見したことをこのブログで報告しましたが、今日はその稚魚を別のガラス容器に一時移して観察をしてみました。
観察してみると、背びれにはっきりとタイリクバラタナゴの稚魚の特徴である黒い斑点がありました。今の体長は小さなメダカっていう感じで2cmくらいでしょうか。体つきは成魚よりもスマートな感じで、メダカと比べると敏捷そうな感じがします。この稚魚は不思議なことに池の中では、いつも水面より10cmから20cmくらい深さの睡蓮の葉陰あたりの決まった場所を泳いでいて、いつでもすぐに見つけることができます。ということで、観察用に網で掬(すく)うのは簡単でした。
1020タイリクバラタナゴの稚魚
このタイリクバラタナゴ、名前でわかるとおり、もともとは中国の魚で、ハクレンやソウギョなどを輸入したときに混じって日本に入ってきた魚です。
我がメダカ池のタイリクバラタナゴは、メダカたちと同じくホームセンターで購入したもので、昨年は2匹、そして今年は1匹、無事に孵化しています。(タナゴの孵化のために投入したカラス貝は、土の中でいまはどこにいるのかまったく不明です。)
ガラス容器に移したタナゴの稚魚は、容器の中をいったりきたり元気良く泳いでいましたが、無事、観察と写真撮影が済んだので、再びメダカ池に戻しました。
メダカ池に戻った稚魚は早速、睡蓮の葉陰あたりのいつもの場所を泳いでいるのでした。
1020背ビレの黒い斑点が特徴