ゴールデンウィークも終盤となりました。
気持ちの良い晴天が続いています。
庭の睡蓮甕を覗いてみました。
睡蓮甕ではスイレンの浮葉が4枚から5枚に増えようとしていました。
そして水中では花芽が少しずつ水面に向かって生長しているのでした。
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一ヶ月前には何も水面に無かったことを考えると大きな変化です。季節の移ろいを感じさせます。
飼育水槽を観察することで季節を感じることができるということは屋外飼育の大きな利点であり楽しみにもなります。
もう少しするとスイレンが素敵な白い花を咲かせてくれるはずです。

さて、この甕の主(あるじ)であるクロメダカたちの様子はどうなっているのでしょうか。
クロメダカを観察してみると水温の上昇とともに活性が上がっていて元気いっぱいです。
一カ所にとどまることができなくて全く落ち着きが無く、水面近くをパクパクと口を動かしながら餌を求めて泳ぎ続けているのでした。ナチュラルハイ(自然に沸き起こる好い興奮状態)とでもいいましょうか・・・。
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睡蓮の葉陰から現れたクロメダカ。アップにすると・・・、ほとんど鯉(こい)のようですね。

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クロメダカの全体像です。野生種と同じ体色なのですが、ペンライトの光に黄金色の輝きます。

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先日、シロメダカをご紹介しましたが、「水槽の貴婦人」を連想させる優雅なシロメダカと比較すると、クロメダカは地味な体色なのですが、やはり精悍(せいかん)な感じがしますよね。そしてワイルドで力強さも感じさせます。

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スイレンの浮葉はクロメダカの格好の隠れ家となります。葉の下に隠れたり出てみたり。忙しそうに泳いでいるのでした。

屋外飼育水槽では実際は地味なクロメダカよりもシロメダカやヒメダカの方が目立つことから、単なる観賞のためだけなら、これらの品種だけで良いはずなのですが、自然界を模したビオトープ環境での飼育を目指した場合では、どうしても野生種と体色が同じであるクロメダカを飼育した くなります。
ビオ環境を目指す方にとっては、メダカといえば・・・やはりクロメダカなのでしょう。
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ヒメダカよりも少し値段は高くなると思いますが、クロメダカは丈夫で飼育しやすい品種ですから、ぜひ飼育をしてみてください。
メダカ飼育の初心者にもヒメダカとともにおすすめですよ。
メダカの屋外飼育を楽しみましょう。

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