台風が過ぎ去り、夏の陽差しが戻ってきました。
台風の前よりは少し気温が低い感じがしますが、でも夏はこれからが本番です。
メダカ屋外飼育水槽の水温上昇対策に気を遣う日々が続きます。

さて、今回は、我が家の屋外飼育水槽の様子をお伝えします。
屋外飼育の楽しみは、当然メダカの飼育と観察なのですが、飼育水槽は何を使うのか、水生植物は何を植えるのか、そしてレイアウトをどうするのかなど、いろいろ考えることはとても楽しいものです。

【プラ船水槽】
屋外飼育の定番、プラ船を利用した水槽です。
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実はこの水槽は水生植物のナガバオモダカを直植えした水槽でしたが、ナガバオモダカが繁茂し過ぎてジャングルと化し、メダカがどこにいるのか分からない状態になっていました。そして、どこからかカエルが訪れて住み着くようになり、メダカも観察できないということで、先日、ナガバオモダカを除去して水槽のレイアウトを変えてみました。
水生植物はすべて鉢植えにしています。
この水槽のポイントは、苔石(苔を張った石)と流木2本です。この苔石と流木で和の雰囲を醸し出しています。先日までは、ナガバオモダカによって苔石と流木も隠れていましたから、今のスッキリしたレイアウトは自分としてはとても気に入っています。

・生き物 → ヒメダカ、ミナミヌマエビ
・水槽 → プラ船
・水生植物 → 姫睡蓮、ヤツガシラ、ナガバオモダカ、ウォーターバコパ、ホテイ草、アマゾンフロッグピット
・土 → 赤玉土、濾過砂利
・その他 → 苔石、流木

【プランターを利用した飼育水槽】
次にご紹介するのは、ガーデニング用の樽型プランターを利用した飼育水槽です。
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この樽型のプランターはホームセンターで大量に売られています。値段は千円もしないと思います。
底の水抜きを塞ぐ栓が付いてきますから、屋外水槽としても利用できるんですよね。
この水槽にも石に苔を張った苔石を入れています。
そして、この苔石を利用して水深が浅い場所と深い場所を分けています。
水深が浅い場所ではメダカを近くでしっかりと観察出来ますよ。

・生き物 → ヒメダカ、ミナミヌマエビ、石巻貝
・水槽 → 市販の樽型プランター
・水生植物 → 睡蓮、カキツバタ、ナガバオモダカ、アマゾンフロッグピット、アオウキクサ
・土 → 赤玉土
・その他 → 苔石

【バケツ水槽】
バケツを利用した屋外飼育水槽です。
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バケツは良いですよね。なんといっても水を入れる為に出来ています。そして移動が簡単です。
見映えはあまり良くないかもしれませんが、メダカの屋外飼育入門には最適です。
日光の当たる屋外で使用しますから、その耐性を心配していたのですが、このバケツ水槽は昨年から使用していますが、今のところ何の支障もありません。
取っ手も全然、劣化していませんしね。
ということで、バケツ水槽、お試しあれ。

・生き物 → ヒメダカの幼魚、ミナミヌマエビ、石巻貝
・水槽 → バケツ
・水生植物 → ヒメコウホネ、ホテイ草
・土 → 赤玉土
・その他 → 特になし

【シロメダカの睡蓮鉢】
睡蓮鉢を利用した飼育水槽です。
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睡蓮鉢なのですが、睡蓮を入れずにホームセンターで販売されている水生植物を鉢植えのまま入れてあります。
底土には赤玉土を入れて、その上に水生植物を置いてあるのですが、鉢の高さに差がありますから、レンガを入れて高さを調整してあります。
以前はヒメダカを入れていたのですが、今はシロメダカのみの水槽としました。

・生き物 → シロメダカ、ミナミヌマエビ
・水槽 → 睡蓮鉢
・水生植物 → トクサ、ウォーターコイン、ミニシペラス、アマゾンフロッグピット
・土 → 底土に赤玉土
・その他 → レンガブロック

【アオメダカの睡蓮鉢】
またまた睡蓮鉢を利用した飼育水槽です。
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この水槽は先日、朝顔の緑のカーテンの後ろに移動したのですが、台風の前に風の影響を心配して他の水槽と同様に家の東側の軒下に移動をさせました。
睡蓮鉢に睡蓮をいれるという当たり前の飼育水槽ですが、それはそれで風情があって良いですよね。
今、睡蓮に花芽が出ていますから、開花を楽しみにしています。
睡蓮の花の周りを泳ぐメダカはとても絵になります。
メダカと睡蓮はベストマッチですよね。

・生き物 → アオメダカ、ミナミヌマエビ、石巻貝
・水槽 → 睡蓮鉢
・水生植物 → 睡蓮
・土 → 底土に赤玉土
・その他 → 特になし

【市販の屋外水槽】
市販されている屋外飼育水槽です。
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この水槽では楊貴妃メダカを飼育しています。
市販の水槽ですが、岩を切り出したような感じで雰囲気がありますよね。
ナガバオモダカとアオウキクサが増えすぎていますから、少し間引きが必要ですね。観察がとてもしにくくなっています。
特にアオウキクサは、水温が高くなる今の時期は爆発的に増えてしまいます。
でもメダカたちにとっては、アオウキクサの下は身を隠す場所にもなりますから、ちょうど良いのかもしれませんけどね。

・生き物 → 楊貴妃メダカ、ミナミヌマエビ
・水槽 → 市販の屋外飼育水槽
・水生植物 → ナガバオモダカ、アオウキクサ
・土 → 濾過砂利
・その他 → 流木

【睡蓮甕】
クロメダカを飼育している睡蓮甕です。
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この水槽には、水温上昇対策としてカシワバアジサイの鉢を横に置いてあります。
カシワバアジサイが水槽を覆っていますから、しっかりと陽差しを防いでくれています。
この水槽にはクロメダカを飼育しているのですが、いつの間にかにタイリクバラタナゴの幼魚が1匹、住み着いているのでした。
先日、餌を与えていて気が付いたのですが、やけに素早い動きをする魚がいたので、夜間観察の時に確認してみると、水槽の中層にタナゴの幼魚が泳いでいるのでした。
以前、メダカ池のクロメダカをこの水槽に移した時があったのですが、その時にタナゴの稚魚も一緒に網に掬われたのでしょうね。

・生き物 → クロメダカ、タイリクバラタナゴ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ
・水槽 → 甕
・水生植物 → 睡蓮
・土 → 底土に赤玉土
・その他 → 特になし

【睡蓮甕・バケツ水槽】
最後にご紹介するのは、玄関の西側に庭に設置してある二つの水槽です。
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この二つの水槽には、どちらにも睡蓮の鉢植えを沈めてあります。そして市販のレンガブロックで睡蓮の水深の調整をしています。
夏の陽差しは午後に1〜2時間程度当たるのですが、今は睡蓮の葉が日除け代わりです。
そして、睡蓮甕には、柊が覆い被さるように枝葉が伸びていますから、ある程度は陽差しを防いでくれています。
でもご覧のように、水面がほとんど見えませんから観察がとてもやりにくいんですよね。
まあ、しばらくはしょうがないのですが・・・。

・生き物 → ヒメダカ、ミナミヌマエビ、石巻貝
・水槽 → 甕、バケツ
・水生植物 → 睡蓮
・土 → 底土に赤玉土
・その他 → 流木、レンガブロック

今回の記事では、我が家の屋外飼育水槽をご紹介しました。
皆さんの屋外飼育の参考になれば幸いです。
メダカの屋外飼育は今回、ご紹介したように様々な容器で手軽に始めることができますから、皆さんもぜひ楽しんでくださいね。
では、また次回に・・・。

メダカの屋外飼育に興味がある、又は飼育を始めてみたいと思っている方は次の記事をご覧ください。
◎「GWにメダカの屋外飼育を始める方へ
「メダカのバケツ飼育のすすめ」← クリック

これからの季節の水温上昇対策については下記の記事を参考にしてみてくださいね。
「メダカ屋外飼育水槽の水温上昇対策」
「夏場の水温上昇対策(その2)」
「スーパー猛暑の対処法」

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