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▲ヒメダカとクロメダカです。

暑い日が続いています。
街路樹からは蝉の鳴き声が雨霰(あめあられ)のように降り注ぎます。
夏真っ盛りです。

こんな猛暑の時の屋外飼育水槽は、水温上昇対策が必須ということで、様々な対策をこのブログで書いてきましたが、今回は水生植物による水温上昇防止効果について検証してみました。

この前にも書きましたが、水温上昇対策には日の光が当たる時間を短くすることが基本となります。
その為には水槽を日陰に移動させたり簾(すだれ)などで日除けを作ることが必要となります。

ということは、水生植物が繁茂して日陰を作っている環境ならば、ある程度は水温上昇を防ぐことが出来る筈です。

検証した時間は昨日(土曜日)の午前11時過ぎです。天気は晴れで気温は33℃です。

まず検証したのは10時半頃まで日が当たり、後は日陰となる場所に置いてある水槽です。
この水槽はナガバオモダカやウォーターコインが生育していますが、まだ隙間がかなりある状況です。
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計測した時は既に日陰になっていましたが、直前まで夏の陽差しを浴びていましたからかなり水温が上がっているのでしょうね。

水温を測ってみると・・・
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な、なんと、33℃でした。
気温と同じ値です。
う〜ん、やはり高いですよね。午後は陽が差し込まないので今がMAX値ですから、安心なのですが。

次はプラ船水槽です。
この水槽は水草がかなり繁茂していますから、ある程度は陽差しを遮ってくれています。
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この水槽も10時半頃から日陰になっています。
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水温は30℃でした。
やはり水生植物がある程度、繁茂していることとプラ船は容量がありますから水温が上がりにくいのでしょうね。合格点でしょう。

そして最後は、一日中、日が当たる場所に設置してある屋外水槽で、ベジタブルプランターを利用したものです。

この水槽の水生植物が凄いことになっているのでした。
こんな感じです。
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睡蓮の葉とウォーターコインが繁茂して水面に日が殆ど差し込みません。
睡蓮の花も葉の下に埋もれてしまっている状況です。
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水生植物の葉が十分に日陰をつくっていますから、それなりに効果があるはずです。
期待大ですよね。
さて水温は・・・、
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日がまだ当たっているのに水温は30℃でした。既に日陰になっているプラ船の水温と同じです。
う〜ん、この結果だけを見ると水生植物が十分に繁茂した場合には、水温上昇対策に効果があるようです。

因みに参考にメダカ池の水温を測ってみました。
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メダカ池はコウホネや睡蓮の葉、アオウキクサが繁茂しています。
そして何よりも流水環境ですから、水温は低いはずです。

さて、結果は・・・、
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な、なんと25℃でした。さすがメダカ池です。適温ですよね。

さて、今回の検証は十分なものではありませんから、あくまでも「個人の感想」としておきますが、水生植物がしっかりと繁茂して日光を遮る場合には、水温上昇に対してそれなりの防止効果があるようです。

ただし、残念なこともあります。
それは、繁茂し過ぎた水生植物が邪魔をしてしまい、メダカたちをじっくりと観察出来ないということです。
日の光が十分に差し込まないような環境なのですから十分な観察が出来ないのは当たり前ですよね。
う〜ん、メダカを観察したくて飼育をしているのですが、メダカを守るために観察が出来なくなるというのは何やら本末転倒のような気がしてしまいます。

ということで、今回の方法は皆さんにはオススメするものではありません。
まあ、今後のメダカ飼育の参考にしてください。
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暑い日が続きますから、皆さんも体調を崩さないようにお過ごしください。
そして、くれぐれもメダカ観察に夢中になって、熱中症などにはならないようにしてくださいね。帽子をお忘れなく。

では、また次回。

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