今年の夏はラニーニャ現象で2010年以来のスーパー猛暑になるのではとの予測が出ています。
屋外飼育では夏場の水温上昇対策に最も気を使うのですが、スーパー猛暑ともなれば、十分な対策が必要です。
ということで、初めての夏を迎えるメダカ屋外飼育初心者の皆さん向け「水温上昇対策」をご紹介します。
今回の記事は、過去記事の再掲ですから、以前に記事を読んでいたり、そんなことは分かっているという飼育者の皆さんは読み飛ばしてください。

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▲水温が30度を超えています。40度近くになることも。

1.水槽の設置位置を工夫する。

夏場の水温上昇対策の基本は、日の光が長時間当たらないようにするということです。
屋外飼育のメダカにとって太陽の光はとっても大切ですし、水生植物にとっても同様なのですが、夏のこの季節だけは、水温上昇対策を優先して飼育することがとても大事なこととなります。
その為には飼育水槽の設置場所を一日中、日が当たる場所から、午後には日が陰るような場所に移動することです。
基本的にはベランダや軒下などで、午前に日が当たり、午後には日が陰るような場所を設置場所とします。

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▲玄関脇の睡蓮甕。日光が当たっています。(午前9時頃の様子)

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▲午前11時頃には日陰になっています。

2.簾(スダレ)などを利用する。

皆さんの飼育環境の中には、日陰となるような都合の良い設置場所が無いこともありますから、そのような場合には、簾(スダレ)などを利用して強制的に日陰をつくってしまうという方法があります。

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▲睡蓮鉢です。このままでは水温が上昇してしまいます。

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▲睡蓮が潰れてしまわないように少し高さのある手作りの木枠を作り設置します。

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▲簾(スダレ)をかけて出来上がり。しっかりと日を遮ります。

3.緑のカーテンを利用する。

庭があったり、プランターを設置するスペースがある場合には、ヘチマや朝顔などによる「緑のカーテン」で日陰をつくることが出来れば素敵ですよね。
(因みに「緑のカーテン」とは、ヘチマや朝顔などのツル状に伸びる植物を簾(すだれ)などの代わりに使用してエアコンなどの使用量 を減らしCO2の削減につなげようという取り組みです。)

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▲「緑のカーテン」です。まだ生育中です。

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▲緑のカーテンが生育するとしっかりと日陰を作ってくれます。

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▲まだ隙間がありますが、緑のカーテンのおかげで水槽の半分が日陰となっています。

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▲アオメダカが日陰の中でのんびりと泳いでいます。

4.大きめの鉢植え植物を利用する。

ご家庭に大きめの鉢植え植物がありましたら、それをそのまま緑のカーテンとして利用できます。
例えば、下の写真のように日の光を浴びている水槽があります。
とても暑そうですよね。

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▲日の光が燦々(さんさん)と降り注いでいます。水温がみるみる上昇していきます。

庭にある鉢植えの植物「カシワバアジサイ」を移動させて、この水槽の為の簡易な緑のカーテンを作ることとしましょう。
すると…こんな感じで見事に日陰を作ってくれました。

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早速、横から様子を確認しました。ちょうど水槽の半分は葉陰となり、ばっちりです。

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まさしく緑のカーテンですよね。
今回のように鉢植え植物で簡易な緑のカーテンをつくる場合のポイントは、葉が大きくて、背丈が高い植物を使うことだと思います。
ECOっぽくて、自己満足です。
なんといっても、水槽を移動させるよりは、鉢植えの植物を移動する方が簡単です。必要でなくなれば、いつでも撤去できますしね。

5.庭木を利用する。

庭がある環境の方は庭木を利用するという方法もあります。
我が家のヒメダカを飼育している大きな睡蓮甕(スイレンガメ)は、庭石と柊(ヒイラギ)の木の陰に設置してありますが、やはりかなり日光を遮ってくれています。

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6.エアレーションによる水温上昇対策

エアレーションを簡単に説明すると、皆さんおなじみのいわゆる「ぶくぶく」のことで、エアーポンプで水槽に酸素を供給する方法です。屋内飼育では一般的ですよね。
以前に実験した結果では、エアレーションを行っていない水槽と、エアレーションを行っている水槽では、水温に3度の差がありました。
もちろん、エアレーションを行っている水槽の方が水温が低くなりますから効果的なのです。


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▲沸き上がる泡の周りをメダカたちが気持ち良さそうに泳ぎます。

今回は水温上昇対策について、代表的な手法をいくつかご紹介しました。
少しは参考となったでしょうか。
屋外飼育者にとっては、これからしばらくは水温管理に気を使う日々が続きますが、しっかりと水温上昇対策を行うことにより、メダカたちが元気に秋を迎えることが出来ますから手を抜かずに取り組んでくださいね。
そして、メダカ飼育を楽しんでください。
では、また次回。

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