ゴールデンウィークも後半になりました。今年はコロナウイルスの影響で、例年と異なり家で過ごしている方がほとんどだと思います。
コロナ禍の影響を受けた通常と異なる残念なGWということで、私たちの記憶に残ることは間違いありません。

さて、昨日の浜松は25度を超え、一気に夏日になりました。
メダカたちは、産卵の最盛期に突入という感じです。
メダカの屋外飼育者にとっては、心が弾む時期です。

さて、皆さんは採卵のための産卵床には何をお使いでしょうか。
やはり定番のホテイ草を使用している方が多いのではないでしょうか。
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▲メダカの産卵床の定番のホテイ草

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▲たくさんの卵が産み付けられていました。

この写真は昨日、スマホで撮ったものですが、この写真で分かるようにホテイ草はメダカの採卵には最適な水性植物です。なんといってもホームセンターで手軽に安価で手に入り、多くの卵を採ることができるというメリットがあります。

また、以前にも紹介しましたが、こんな物も産卵床に利用できます。それは「シュロたわし」です。
詳細はこの記事「シュロたわしで採卵にチャレンジ」をご覧いただければと思いますが、少し手を加えるだけで手軽に産卵床とすることが出来るのです。

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▲シュロたわしです。

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▲こんな風に針金でしっかりと留められています。

しかし、針金を外すとこのように簡単に産卵床に早変わり。
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▲産卵床の出来上がりです。

しかし、少し値段が高い(といっても千円台で買えるとは思いますが・・・。)のが難点です。

ということで、今回は天然の棕櫚(シュロ)皮を利用した産卵床を作ってみます。

シュロとはヤシ科の常緑高木のことで、特徴のある葉も含めて皆さんもご覧になったことがあると思います。
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▲シュロの木です。

お近くにシュロの木があれば、幹を覆う皮を適量、採取してください。
下の写真の量で十分です。

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▲採取したシュロ皮。

このシュロの皮を少しの間、水に浸けた後、ラッパ状に丸めます。
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▲ラッパ状に丸めました。

この丸めたシュロを輪ゴムで留めて、容器の縁に掛けるための針金を付ければ出来上がりです。
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▲シュロの産卵床の出来上がり。

なお、このシュロの後ろは広がらないようにホッチキスで留めてあります。
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いかがでしょうか。
超簡単にシュロの産卵床の出来上がりました。
早速、睡蓮瓶に沈めてみました。
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う〜ん、メダカたちも(ヌマエビも)喜んでくれているような。(そんな気がするだけですが・・・。)
これからどれくらいの数の卵を産み付けてくれるのかとても楽しみです。

そして一日たった今日の成果です。
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たくさんの卵が産み付けられていました。楽しいですねぇ。
人間は思った通りに事が進むと満足するのです。

因みにこんなシュロの産卵床が市販されています。(実際にはシュロではなくヤシ科の他の木の皮かも知れません。)
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この産卵床も優れものでしっかりと採卵できるのです。こんな感じです。00E94BF5-5874-42DD-B823-16F2174EFB54

ただ難点があり、普段はヌマエビのお気に入りの住処になっていて水面から上げると2、3匹のヌマエビを掬いあげることになってしまいます。
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市販品ですから作りがしっかりとしていて、長く使えるのが良いですよね。因みに我が家のものは3シーズン目となりました。

さて、今回はシュロの産卵床をご紹介しました。
シュロ皮を手に入れることが難しいと思いますが、もし手に入れることが出来らならば、ぜひ産卵症の作成にチャレンジしてみてください。楽しいですよ。たくさんの卵を取ることができると思います。

新型コロナウイルス感染防止対策を万全とするよう、自宅でメダカの屋外飼育を楽しみましょう。
それでは、また次回をお楽しみに。

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