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前回の記事「ヒメダカの屋外飼育もオススメです」の中で、日本で一番流通している魚は「ヒメダカ」とご紹介しましたが、実はメダカは飼育するためだけではなく、別の用途でも流通しています。
なんと、大型熱帯魚の餌(生き餌)としても販売されているのです。餌用のメダカです。
今回はこの「餌用メダカ」について書いてみます。
(以前、一度、記事にしていますが、改めてご紹介します。)
下の写真は、以前にネットで注文し購入した餌用メダカです。
なぜ餌用メダカを購入したのかというと価格が安かったことと、どんなメダカが送られてくるのかとても興味があったからなのですが、実際に餌用メダカとして送られてきたメダカはメダカ飼育の定番中の定番品種の「ヒメダカ」なのでした。
体形もしっかりとしていて肥えていて、体色もバッチリと良い色艶(いろつや)です。
とても元気で、観賞用として販売されているヒメダカと何ら遜色(そんしょく)がないのでした。とても餌として食べられてしまうメダカには見えないのです。
「う〜ん、餌用メダカもなかなかやるなぁ〜」(変な表現ですが・・・)と関心しました。
早速、睡蓮鉢に入れました。
すると・・・、「餌用メダカ」がアッという間に「観賞用メダカ」に早変わりです。
▲睡蓮鉢を泳ぐ餌用ヒメダカ
▲元気です。
▲「餌用ヒメダカ」⇒「観賞用メダカ」にレベルアップ
この経験から、餌用メダカはメダカ購入時の選択肢としても大丈夫と思っていましたし、ブログの記事でご紹介したのですが、世の中、そんなに甘くはありません。
実は昨年、メダカ池で飼育するメダカの多くが寿命で☆となり、徐々に飼育数が減ってしまいました。そこでメダカ池で飼育するメダカの数を増やそうと、安易に「餌用メダカ」の購入を思いついたのです。
▲一昨年のメダカ池の様子(このメダカたちが徐々に☆に・・・。あぁ!)
再びネットで注文したのですが、前回とは異なる別のショップからの購入でした。
指定日に餌用メダカが到着しました。
送られてきたメダカの品種はほとんどがヒメダカでブチメダカが少し混じっているという感じです。
しかし、到着時にすでに☆となってしまったメダカが数匹いました。死着です。そして何よりも驚いたのはメダカ全体がかなりやせ細っていたことです。
う〜ん、失敗です。安易に手を出した自分の責任なのですが・・・。
メダカに負荷がかからないように慎重に水合わせをしてメダカ池に投入しました。
「餌用メダカ」は痩せていますから、メダカ池の他のメダカと一緒にいてもすぐに判別ができるような状況です。
どうやら、販売業者(飼育業者)のところでは、餌用メダカの十分な世話が出来ていなかったようなのです。残念です。
しかし、「餌用メダカ」として販売されたメダカは、我が家に到着した瞬間から「観賞用メダカ」にGRADE UPしていますから、飼育者である自分としては責任を持ってしっかりと飼育をしなければなりません。
ということで、メダカ池で十分な餌を与えながら、飼育を続けたところ、今では他のメダカとの区別がつかないようになりました。(良かった〜!)
やはり、しっかりと愛情を持って飼育をすると、メダカは応えてくれます。飼育者冥利に尽きるのです。
▲ここにいるヒメダカやブチメダカの多くが、元「餌用メダカ」だったのです。
▲どのメダカが餌用メダカだったのかは今はまったく区別が付きません。
今回は「餌用メダカ」の購入の顛末と飼育について参考として記事にしてみました。
いろいろと書きましたが、「餌用メダカ」は当たり外れがありますから、興味本位で購入される方以外は「観賞用メダカ」の購入をオススメします。 ←「餌用メダカ」の購入をオススメした以前の記事と異なる結論となってしまいすみません。経験と失敗が人を少しずつ進歩させるのです。
しかし、どうしても餌用メダカをネットで購入してみたいと思う方は、ショップの評価をしっかりと確認した上で、当たり外れがあることを前提とした上で購入をしてください。
餌用メダカにとっては、鑑賞用として購入されることで餌にならずに済むわけですから、命が永らえて良かったとも言えるのでしょうが、購入後の愛情のある飼育がとても大事になります。
▲餌にならずにすんで良かったのです。
梅雨明けまでもう少しだと思います。
皆さんもメダカの屋外飼育を楽しんでくださいね。
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今朝は、ちょっとびっくりした内容で、食卓が暗くなりました。
ヒメダカ、餌用に育てられているのもあるのですね。痩せた餌用のヒメダカ。悲しい現実です。