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今回は、メダカ池(ビオトープ風の人工池)の続報です。

メダカ池については、5月30日に次の記事を書きました。

我が家のビオトープ、メダカ池

メダカ池で水草のカモンバ(「カボンバ」又は「金魚藻」とも言います。)が成長(増殖)中の状態で、その時の写真がこれです。

【5月のメダカ池】
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▲カモンバが成長中。

そして、その後の様子をお伝えしたのが次の6月18日の記事です。

梅雨の晴れ間のメダカ池〜メダカ池のカモンバは増殖したのか〜

【6月のメダカ池】
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5月と比べるとカモンバがかなり増殖し繁茂していました。

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池の水底をしっかりとカモンバが覆っています。
そして記事の中では、「これまでの経験では、梅雨が明けて日差しがたっぷりと降り注ぐようになると、カモンバは更に増殖していくと思います。」と書いたのですが、前回の記事から一ヶ月経ちました。
生憎(あいにく)の長梅雨で日差しはほとんどありませんでしたが、今のメダカ池はどんな様子なのでしょうか。

【7月のメダカ池】
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予想以上です。
いや〜、凄いことになってしまいました。カモンバが池全体に増殖しています。

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始めは「メダカたちの数が少ないなぁ」と思っていたのですが、しばらくジッと動かずに観察しているとカモンバの森の中から次々とメダカが顔を出してました。

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本来は水底を覗けるはずの睡蓮やコウホネの葉の間が、ビッシリとカモンバで覆われています。

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メダカたちは、緑いっぱいのカモンバの森の上をゆったりと泳いでいるのでした。

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我が家のビオトープのメダカ池が、カモンバ栽培専用の池のようになってしまいましたが、思いがけず、このカモンバの森には大きな利点がありました。
緑のカモンバの上を泳ぐメダカたちは、とても観察がしやすいのです。

そしてしばらく観察をしているとこんなメダカを見つけました。

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上の写真ですが、左上にいるシロメダカが、卵を咥えて泳いでいるのが分かるでしょうか?

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メダカが卵を咥えて泳ぐという行動は、メダカ観察をしていると時々見ることがあります。

それにしても今回のシロメダカはたくさんの卵を咥えて泳いでいますよね。
ここまで多くの卵を咥えて泳いでいるメダカは初めて見ました。まるで口から産卵をしたみたいなのです。

そして、しっかりと確認すると、このシロメダカは自らも卵を持っているのでした。

さて、このようなメダカの「卵を咥えるという不思議な行動」には
一体全体、どういう意味があるのでしょうか。

実は、10年以上前の話ですが、このブログで「卵を食べるメダカ」という記事を書き、卵を咥えて泳ぐメダカの写真を紹介したことがありました。

卵、おいしそう

その記事に対してある方からコメントをいただいたのですが、「メダカが卵を咥えるのは縄張り争いに関連した行動であるとどこかのページ(web?)で読んだことがある」とのことでした。
ネットでググるとたしかにそのような見解が出てきますし、きっと正しいのでしょうね。

しかし、自分的には、この行動については、メダカが卵を食べようとして、卵を水草に付着させるための糸(ひも状のもの)が誤って口に引っかかってしまい、取れないまま泳ぎ回っているようにも見えたりするですが・・・
※個人の感想です。(このような表現が、時々、商品紹介の隅に小さく書かれていますよね。マネをしてみました。)

メダカの行動を観察することはとても面白くて奥が深いのです。

(追記)
上記の文章では「卵を食べずに口に咥えて泳ぐ行動については、縄張り争いという見解がある」ということを伝えたかったのですが、「メダカは卵を食べない」との誤解を与えるような文章表現をしてしまいました。申し訳ありませんでした。
実際にはメダカは雑食性ですから、卵を食べることがありますし、孵化した稚魚はかなりの確率で食べられてしまいます。卵を孵化させて育てようとする場合には、必ず別の容器に移してください。


さて、話を元に戻します。
カモンバが繁茂した今の状況ではメダカは水面近くを泳ぎますからじっくりと観察をすることが出来ますが、この
ままでは中層を泳ぐタナゴや水底にいるドジョウを観察することが全く出来ません。

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毎年、このような状況になります。それでもタナゴやドジョウは元気ですから心配することはないのですが、飼育者としては、いつもいつでも肉眼でしっかりと飼育魚を観察をしたいものなのです。
ということで、8月にはカモンバをある程度、間引きして、水底まで観察できるようにしたいと思っています。


今回は「7月のメダカ池の様子」をお伝えしました。
今後も不定期ですが、メダカ池の様子をお伝えしていきます。

メダカの屋外飼育を楽しみましょう。
では、また次回。 

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