いつもはこのような光景は見られませんから、タナゴたちは一体、何をやっているのだろうとよくよく観察してみると何やら土の中から黒い物体の一部が出ていて、その周りをタナゴが群れているのです。
もしやと思い、水の中に腕を入れて黒い物体をつまみ出してみると、やはりドブ貝でした。

昨年(もしかしたら一昨年)にタナゴの産卵用に入れた貝が元気に生きていたのです。(このドブ貝、土の中に隠れていてどこにいるのか全く不明でした。)
ドブ貝の周りにタナゴが群れていたということは、考えられることは産卵行為です。
早速、貝を水の中に戻してみると、すぐにタナゴたちが寄ってきて貝の周りで身を寄せ合い、もつれ合います。

このもつれ合っているタナゴたちのオスには婚姻色が出ていて、尾びれや腹部などが赤くなっています。そしてメスは白く長い産卵管がひらひらと伸びているのでした。
タナゴは二枚貝の出水官の中に長い産卵管で卵を生みつけ、オスの放出した精子と貝の中で受精し、孵化した稚魚は1ヶ月くらいを貝の中で過ごしてから外に出てくることになります。
メダカ池では毎年、数匹ずつ孵化をしていますが、いよいよ今年もタナゴたちも繁殖の季節となりました。
(なぜかタナゴの産卵しようと群れているところにヒドジョウやスジエビ、メダカなど数多くの生物が近寄ってきていました。他の生物もタナゴの産卵に浮かれているようです。)← タナゴの産卵時に放出されるオスの精子などを目当てに来ているのかもしれません。






