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このブログを始めてから既に8年。
多くの方にメダカの屋外飼育の楽しさを伝えたいという思いから、いままで何本もの記事を書いてきましたが、メダカの「からだのつくり」についてしっかりと紹介するような記事を書いていなかったことに気が付きました。
もちろん、メダカの体の部位について紹介をしたことは何回もありますが、体全体を紹介するような記事を書いていなかったのです。
メダカ飼育を始めようとしている方や、飼育初心者の方はぜひ参考としてみてくださいね。(夏休みの自由研究の参考にもどうぞ。)

1.口(くち)
6がっちりメダカ
メダカの口は上向きに付いています。メダカは水面近くを泳ぐ魚ですから、水面に浮かぶ餌を食べやすいような位置に口があります。そして、メダカの口はとても大きいのです。何でも口に入りそうですね。
メダカを観察していると、口に入れることが出来そうもないものまで食べようとチャレンジする様子を見ることが出来ます。

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2.目
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メダカの一番の特徴が、小さな身体に大きな「目」です。メダカの名前の由来が「目高」(目が高い位置にある魚)ですからね。
大きな黒目の周りは、まるでラメを塗ったようにキラキラと輝くのです。

3.えら
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メダカは魚類ですから、もちろん「えら」があります。この「えら」で水の中の酸素を吸収します。いわゆる「えら呼吸」ですね。そして、水と一緒に口の中に入ってくる余分な物をこのえらで取り除くという機能も持っています。目立たない部位なのですが、とても重要なのです。

4.胸ビレ
2気泡を吐き出すクロメダカ
左右に1対あるのが胸ビレです。この胸ビレは、泳ぎ始めや止まるとき、方向を変えるときなどに機能するヒレなのです。

5.腹ビレ
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ヒレの中で一番目立たないのが腹ビレです。メダカはとても小さな魚ですし、屋外飼育では上方からの観察となりますから、腹ビレを見ることはまず無いのではないでしょうか。さて、この腹ビレは何の役目をしているのかというと、体を平行に保つ役目をしているのです。

6.背ビレ
オス(楊貴妃メダカ)
背ビレは、腹ビレと同じように水中での姿勢を安定させる役目があります。この背ビレですが、オスには切れ込みがありますから、尻ビレとともにオス・メス判別の判断材料になります。

7.尻ビレ
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メス(クロメダカ)2
尻ビレは、舵(かじ)の役割をしています。オスの尻ビレはメスよりも長くて大きくギザギザとしています。一方、メスの尻ビレは、オスよりも小さくて丸みを帯びています。オス・メスの判別はこの尻ビレで行うのが分かりやすいと思います。

8.尾ビレ
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ヒカリメダカ
尾ビレは、泳ぐ推進力となるヒレです。ヒカリメダカ(写真 下)はこのヒレがひし型になっていますから、すぐに分かります。


9.正面から見た姿
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メダカを正面から見た様子です。やはり「目」が目立ちますよね。とても小さな魚なのですが、こうして見てみるとどことなく風格を感じてしまうのは自分だけでしょうか。

 10.斜め上から見た姿
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メダカを斜め上から見た様子です。屋外飼育では、いつもこんな感じで観察をすることとなります。斜め上からでも、やはり「目」が目立ちます。メダカはやはり「目高」なのです。

さて、今回はメダカのからだについてご紹介しました。生き物を飼育する時には、その生き物のからだについて理解して飼育をしたいものですよね。(自分の場合は飼育を続けていくことで少しずつ理解してきたというのが実際なのですが・・・。)
皆さんもメダカ飼育を楽しんでください。
では、また次回。

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