プラ船水槽
▲苔石と流木、水生植物は熱帯睡蓮とナガバオモダカという定番のレイアウトです。

メダカの飼育方法には屋内飼育と屋外飼育があります。
屋内飼育ではヒーターや濾過フィルターを飼育すれば、メダカ飼育で一番大事な水温や水質を安定した状態で管理できるというメリットがあります。

一方、屋外飼育では気温の高低により水温も大きく変化しますし、雨や風の影響も受けます。夏場には水温が30度台になりますし、冬場には水面が凍りつくこともあります。
そして、ヤゴや鳥などの外敵に襲われることもあります。

このように屋外飼育はメダカにとって過酷な環境となるのですが、自分は敢(あ)えて屋外飼育をオススメします。
0512プランターを利用してつくったビオトープ(風)
▲イグサなどの抽水植物と姫睡蓮を入れてみました。

メダカは元来、日本の四季の環境に対応しているとともに、陽の光を浴びながら泳ぐ生き物ですから、大事なメダカをできるだけ自然界に近い環境で飼育をしたいということが一番の理由です。
自然界に近いビオトープ環境でメダカを飼育して、陽の光を浴びながら水草の周りをゆったりと泳ぐメダカを観察することは、飼育者にはとても大きな喜びになります。
プランクトンやミジンコ・落下昆虫などを食べ、産卵期には産卵し、冬場は冬眠状態となり、そして春を迎えるという本来のライフサイクルで生きていくことは、メダカにはとても幸せなことであると自分は考えています。
メダカがいそうな水路
▲メダカが自然界の環境を人為的に作り出すことは難しいのです。

IMG_5573
メダカの群泳です。

しかし、そのような環境を人為的に作り出すことは難しく、そもそも人が手を貸さないということは、飼育をしていないと同じです。
ということで、プラ船水槽や鉢・プランターなどを利用して、疑似ビオトープの環境を創り出し、出来るだけ最小限の人為的な関与をするということを理想としているのです。
まあ、実際には餌を与えすぎたりして関与しすぎてしまうことが度々、ありますから反省なのですが。
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▲睡蓮鉢を利用した飼育水槽です

賢明な皆さんはお分かりだと思いますが、決して屋内飼育を否定するものではありません。自分も屋内飼育を行い、じっくりとメダカ観察を楽しんでいますから誤解のないようにしてください。
メダカたちの飼育水槽
▲様々な容器を利用してメダカを屋外で飼育をします。

メダカが泳ぐ自然界の環境は、この日本では徐々に失われています。
皆さんも擬似ビオ環境を用意して、メダカの屋外飼育を楽しみましょう。
とても楽しいですよ。
では、また次回。 


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