10月も残りわずか。少しずつ気温とともに水温も下がり、メダカたちの活動ものんびりゆったりしてきた今日この頃です。

今回のテーマは「水合わせ」についてです。

以前、真夏の水温が高い時期にヒドジョウを購入してきて、そのまま屋外の飼育水槽に入れた時のことです。

このヒドジョウは、飼育水槽に入れた瞬間に暴れ始め、水槽から飛び出してしまいました。

これは水合わせを行わなかったことが原因と思われます。

水合わせはメダカやドジョウなどを購入(採取)してきて用意しておいた水槽に入れるときに、必ず行わなければならない大切な準備です。

メダカやドジョウだけではなく他の魚やエビなどであっても、また屋内飼育、屋外飼育を問わず行う必要があります。

簡単に説明すると、メダカたちを水槽の環境(水温、水質)に慣れさせるということです。

水合わせを適当に行ったり省略をした場合には、それまでの飼育環境との水温の差や水質(PH)の違いなどにより、メダカたちがショック症状を起こしてしまい急激に弱ったり、暴れだして水槽から飛び出したり場合によっては死んでしまうこともあります。

このようなことが起こらないために、ゆっくりと水温と水質に慣らしていくのです。

それでは手順です。

まずは水温を合わせます。

購入してきたメダカが入った袋をそのまま30分程度、飼育水槽に浮かべます。

 

1水槽に浮かべる

 

次に水質を合わせます。
水槽に浮かべた袋をそのまま使っても良いのですが、作業がしやすいように別に容器があればそこに一度そのまま魚と水を移します。

 

2別の容器に移す

 

そして1/3の水を捨てて、同じ容量の飼育水槽の水を容器に入れます。

 

3分の1程度水を捨てる
4飼育水槽の水を3分の1足す

少し様子を見てから(5分程度)特に問題がなければ同じ行為を3回ほど繰り返します。

これで飼育容器に移す準備が出来ました。

まあ私たち人間もいきなり気温が上がったり下がったりすると体調を崩しますからね。

とここまで書いてきましたが、今でも私も時々はいい加減な水合わせをしてしまいます。

特に水質を合わせる作業を省いたりして・・・・。ちゃんとやらなければと後で反省したりしています。