Tokuzeのメダカ飼育日記(屋外でメダカを飼おう!)

メダカやタナゴ、ドジョウなどの屋外飼育の楽しさを写真と文章でお伝えします。屋外飼育を楽しみましょう!

田んぼ

ライス・フィッシュの話

1月になってから、メダカ愛好者にはとても興味のあるニュースが報道されました。
名古屋の東山動物園で飼育しているインドネシアのスラウェシ島で採取したメダカが、新種のメダカであることが判明したのです。
「ティウ湖」で採取されたことから「ティウメダカ」と名付けられたこのメダカは、体長3cmほどで、日本のメダカよりもやや小ぶり。36番目の新種メダカだそうです。
オスが鮮やかなオレンジ色の尾びれを持っているのが特徴とのこと。
現在、公開されているそうですから、お近くの方はぜひ、ご覧になってみてください。
まあ、日本メダカの改良種の方が、ずっと特徴的ですから、見た目だけでは驚かないのかもしれませんけどね。
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▲新種?ではありません。日本メダカの改良品種は特徴的なのです。

まあ、とにかく、まだ知られていないメダカが新たに発見されたことには驚かされますよね。
もしかしたらインドネシアの地元では、当たり前の(よく知られている)魚だったのかもしれませんが…。
これからも、このようなニュースが報道されて、何度も驚かせて欲しいものです。

さて、私たちの大好きな日本のメダカですが、田んぼの魚として、昔から親しまれてきました。
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▲田植えが終わったばかりの水田です。

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▲メダカのふるさと「田んぼ」です。

稲作文化の普及とともに、メダカも生息域を広げていったと言われていますし、なんといっても、メダカの学名の「Oryzias」が稲の属名の「Oryza」に由来しています。
メダカの英名も「ライス・フィッシュ」なのです。
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ライス・フィッシュ(メダカ)の群泳です。

ということで、やはりメダカを屋外で飼育するときには、田んぼのような環境で飼育することが、一つの方法(理想)ではないかと思っています。
メダカがいそうな水路
▲ビオトープが様々な生命を育みます。

もちろん、鉢や瓶(かめ)などでメダカを飼育するのも良いのですが、「田の魚」を「田」を模した環境で飼育するなんて最高ですよね。
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▲瓶のクロメダカも元気です。

実際には、我が家には「田んぼ」などありませんから、田んぼの代わりにプラ舟を代用したり、メダカ池にイグサやカキツバタを植えこんで、田んぼを模したりしながら、屋外飼育を楽しんでいます。
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▲メダカ池には、カキツバタとイグサが茂っています。

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▲カキツバタとイグサがメダカの生育を助けています。

何故なのか、プラ舟水槽やメダカ池のメダカはいきいきとしているのでした。少し贔屓目かもしれませんけどね。

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▲メダカ池に春が訪れると、メダカたちが踊ります。

これから、春になって水が温(ぬる)んで来て、メダカたちが田のような環境で、元気に泳ぎまわる様子をじっくり観察できるなんて、考えるだけでもウキウキとしてきます。
皆さんもメダカの屋外飼育を楽しんでくださいね。春を楽しみに待ちましょう。

では、また次回。


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「田んぼ」でメダカを飼育する!

既に立春が過ぎました。暦の上では春です。
数日前には4月の陽気となり、梅の花の蕾も一気に膨らんだのですが、また真冬に逆戻り。
なんと昨夜からは日本全国で大雪になりました。
私が住む地域では、雪ではなく雨なのですが、既に新東名高速道路は通行止めになったようです。
雪が滅多に降らないような私が住む太平洋側の地域では、少しの降雪でも交通機関への影響が出てしまいます。
皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか。

さて、前回の記事で「睡蓮」のある屋外飼育水槽の様子をお伝えしましたが、こんな時期には本番前のウォーミングアップとして、理想のメダカ屋外飼育環境について考えることはとても楽しいものです。
以前にご紹介しましたが、こんな時によく眺めている図鑑が「田んぼの生き物図鑑」(内山りゅう/写真・文)です。発行元は山岳雑誌やネイチャー本の老舗、お馴染みのヤマケイこと「山と渓谷社」です。
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「田んぼの生き物図鑑」は面白い! ← クリック

寒い日が続きメダカの観察が思うように出来ないこの時期に、暖かい部屋の中でこの図鑑を眺めるのは、自分にとっては至福の一時(ひととき)です。
この図鑑で紹介されている様々な生き物や植物の様子(写真)は素晴らしく、田んぼが育(はぐく)む自然環境の多様性を知ることが出来ます。

特にゲンゴロウやタイコウチ、タガメなどの水生昆虫の写真が紹介されていますが、どれもが素晴らしいの一言です。
今ではなかなか見ることが出来なくなった大型水生昆虫のタガメがトノサマガエルを捕らえている写真なんて迫力満点です。
また、ゲンゴロウの幼虫がメダカを捕らえている写真も掲載されていますが、不思議なことに残酷な感じは一切無く、自然界の営(いとな)みの敬虔さを感じてしまいます。

そして、この図鑑をパラパラと眺めながら、ここで紹介されているような生物や植物が溢れているような「田んぼ」のような環境でメダカを飼育することを夢見てしまうのです。

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▲「田んぼ」の中にメダカはいるのでしょうか?

もちろん、除草により稲だけが生えているのではなくて、他にも水生植物が生い茂り、また様々な生き物が生息している環境が理想になります。

メダカがいそうな水路
▲ビオトープが様々な生命を育みます。

しかし、実際には自分は「田んぼ」でメダカを飼育することなんて出来ません。(もちろん、田んぼを持っていませんし、田んぼの中に入ったことも稲を植えたこともありません。残念。)

ということで、池やプラ船水槽などを利用して水田環境を目指しながら、チマチマと屋外飼育を実践しているのでした。

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▲水田環境を目指しているのです。

実はメダカは学名からも「田んぼ」とは深〜い関係があるのです。
日本のメダカはダツ目メダカ亜目メダカ科に分類され、学名を 「Oryzias latipes(オリジアス・ラティペス)」といいます。「Oryzias(オリジアス)」はイネの属名「Oryza」に由来していますし、メダカは稲作文化が日本に広まると共に、生息域を拡大したと言われています。
そして、何よりもメダカの英名は「ライスフィッシュ」ですから、「田んぼ」とは切っても切れない関係があります。(勉強になりますねぇ〜。)

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▲メダカの群泳を見たいのです。

まあ、実際には「田んぼ」には、メダカの天敵となる様々な生き物が生息することとなりますし、ヘビや蛙、そして、野鳥も訪れます。
自分は、このような生き物も含めた「田んぼ」の様な環境でメダカ飼育をすることを目指します。
我がメダカ池は「来る生き物は拒まず!」なのです。
でも、ヘビは苦手なんですけどね。

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▲ヘビの登場です。

皆さんの理想とするメダカ屋外飼育環境はどのようなものでしょうか。
今の時期に、ぜひいろいろと夢想しながら楽しんでくださいね。
そして、理想の屋外飼育環境でメダカを飼育してみてください。

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▲カエルもメダカと共存します。

2月の後半になれば、春の訪れまでもう少し。
時折、春本番を思わせるような気候となる日があります。
そんな日には、メダカの活性が高くなりますからメダカ観察を楽しめますよね。

メダカ屋外飼育の本番までもう少しです。楽しみに待ちましょう。
では、また次回。


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