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この記事で何回もご紹介している「ジャンボタライのビオトープ」の隣に市販の屋外水槽を設置しています。
▲この水槽の話です。
この水槽ですが、8月の後半頃から厄介な糸状藻が繁茂しすぎたことから、思い切ってリセットをすることにしました。
鉢植えのナガバオモダカを別の水槽に移し、メダカとミナミヌマエビを網で掬った後、この水槽の水を落としました。
その後、できるだけ早く水槽の掃除をして立ち上げたかったのですが、いろいろと忙しくてしばらくそのまま放置してしまいました。
先日のことです。
この放置した水槽に知らぬ間に水が2cmほど溜まっていることに気が付きました。
どうやら雨水が溜まってしまったようです。
▲知らぬ間に水が溜まっていました。
このままにしておくと、雨が降れば更に水が溜まりそうですし、ボウフラが湧く可能性があります。
ということで、溜まった水を落とそうとしたのですが、その時に水の中を動く小さなものを見つけました。
▲この水槽を目を凝らして観察すると・・・
▲何やら動くものが。
なんと、メダカの稚魚です。
もしかしたら、もっといるのかもしれません。
しっかりと目を凝らしてさがしてみると・・・、いました。その数、5匹。
▲メダカの稚魚です。
メダカの稚魚はとても小さくて「針子」とも呼ばれるとおり針の先ほどの大きさですから、しっかりと観察しないと見つけることが難しいのです。
▲なぜここに稚魚がいるのでしょうか。
う〜ん、一体全体、この稚魚はどこから来たのでしょうか。
この水槽は水を落としたのですが、底石に使用していた砕石の間にごく少量の水が残っていましたから、そこにあった糸状藻に卵が産み付けられていて、それが孵化したとしか考えられません。
▲元々、砕石の間には水が残っていました。
それにしても素晴らしい生命力です。
こんな場所で生き残っていたこととだけではなく、産卵期がほぼ終わったこの時期(10月半ば)にメダカの稚魚を見ることができたことに感動しました。
そして、更に驚くことが・・・。
メダカの稚魚を発見した夜、ジャンボタライビオトープの夜間観察後に、この水槽をライトで照らしてメダカの稚魚を観察しようとしたときのことです。
稚魚はすぐに見つかりましたが、水底の砕石の間に何やら赤い生き物が。
なんとミナミヌマエビ(赤い体色の個体)でした。
▲ミナミヌマエビも発見。
探してみると3匹いました。ビックリしました。
このミナミヌマエビも砕石の間のごく僅かな水の中に身を潜めていたのでしょう。
驚くべき生命力です。
もしかしたら、更にメダカやミナミヌマエビが生き残っているのかもしれません。
いずれにしても、この水槽の水を落とした時に、しっかりと最後まで確認しなかった自分の責任を痛感しました。もう生き物は残っていないと勝手に思い込んでしまっていたのです。
しばらくの間は、このまま稚魚たちを飼育してみたいと考えています。
皆さんも水槽のリセット時には、最後までしっかりと残っているメダカやエビがいないのかどうか確認をしてくださいね。
では、また次回。
※ビオトープづくりに興味のある方は、どうぞ下の動画を御覧ください。
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